着物の寄付が可能な大学一覧

自身で気に入って購入した着物や、親戚から引き継いだ着物など、着物には思い出が詰まっていることも多いでしょう。しかし引っ越しや実家じまいなど、ライフステージの変化から、着物を処分しなければならないこともあります。

この記事を読んでいる方の中には、思い入れのある着物を、リサイクルや寄付したいと考えている方も多いのではないでしょうか?

着物の寄付を受け付けている団体の一つに「大学」があります。

この記事では、着物の寄付が可能な大学についてご紹介します。大学に寄付する以外にも処分する方法がありますので、併せて検討していきましょう。

着物を処分したいけど「捨てるのはもったいない」「どこか必要な場所で生かしてあげたい」という方はぜひ参考にしてください。

着物の寄付受付を行っている大学一覧

現在、着物の寄付受付している大学として見つかったのは一校のみでした(2024年11月時点)。

エコ~るど京大「Kistory」

大学に寄付された着物は、留学生との交流会や地域と連携した譲渡イベントなどでよく活用されており、期間を設けて寄付受付しているケースが多いようです。

大学への寄付を検討している場合は、まずは譲渡イベントなどを開催している大学に問い合わせてみると良いでしょう。

その他に、大学が買取業者と連携して不要になった着物を引き取り、その査定額が大学の研究活動や学生支援に役立てられる「リサイクル募金きしゃぽん」という取り組みも行われています。

北海道大学や金沢大学など、100以上の大学で実施されている取り組みで、着物のほかにも、本や貴金属なども引き取りの対象となります。提供された品物の査定額は、買取業者を通じて、申し込みをした大学に寄付され、役立てられます。

引き取られた着物は、通販サイトなどで販売され、次に必要としている方へ届けられます。値段がつかない場合でも、教育・福祉施設等でのリユースやチャリティーマーケット等でリユースする等、適切にリサイクルされるため、大切な着物を安心して手放せるでしょう。

大学以外に寄付できる場所は?

大学以外にも着物の寄付を募り、再利用している企業や団体があります。民間の非営利団体である「NPO」もその一つです。

寄付された着物は、チャリティイベントでの販売、衣装作成を行う学生への提供、日本の伝統文化としての着物の普及活動など、国内外問わず様々な場所で有効活用されます。

生地の傷みやシミなどがあり着用が難しい場合は、引き取りできないケースもあるので、着物の状態をよく確認してから寄付先へお渡ししましょう。

またNPOの場合、着物以外の衣類やカバン、スポーツ用品、ぬいぐるみ、おもちゃなどの寄付を受け付けている団体もあります。着物以外の不用品もまとめて手放したい方は、NPOへの寄付もおすすめです。

着物の寄付が可能なNPO一覧

寄付ではなく着物買取業者の利用も検討してみましょう

寄付のほかにも、不要になった着物を必要としている方へお渡しする方法として、買取業者への売却があります。

有名な作家さんの着物を持っている場合は、思いもよらない高価な値段が付くこともあります。着物の価値がよく分からないという場合でも、無料査定をしている業者もあるので、寄付を決める前に一度査定に出すのも選択肢の一つです。

買取業者の利用について、なかには「大切な着物の価値をきちんと見てくれるのだろうか?」と不安に思う方もいるでしょう。

買取業者の中には、着物を専門とする買取業者も多くいます。着物専門の買取業者に依頼すれば、着物のプロによる丁寧な査定で売却が可能です。値段が付かない場合でも手数料無料の業者を選べば、お金をかけずに利用できるため安心です。

ほかにも、着物買取業者の利用には以下のようなメリットがあります。

  • 自宅へ出張買取に来てくれるため持ち運びの手間がない
  • 着物の価値が分からなくてもプロがしっかり査定してくれる
  • 宅配買取なら送料無料で、箱に詰めるだけで売却できる
  • 出張料や査定料、売却のキャンセル料が無料
  • 値段がつかなくても引き取ってくれる

LINEや問合せフォームから写真を送信するだけで、無料で査定してくれる業者もあるので、まずは着物の価値を知りたいという場合にも便利です。

着物買取業者の利用は、「大切な着物の価値をきちんと見てほしい」「代々引き継いだ貴重な着物を次世代に繋げたい」という方はもちろん、「まずは値段がつくか知りたい」という方にも、おすすめの方法です。

着物買取おすすめ19社の口コミ評判ランキング

まとめ

着物の寄付が可能な大学を調べたところ、現在寄付の受付を行っているのは一校のみでした。一方で、引き取った着物を大学の活動で再利用するケースのほかに、大学が買取業者と連携して着物を引き取り、その査定額が大学の研究活動に役立てられるという取り組みもあり、直接寄付する以外にも様々な形で着物の引き取りが行われているようです。

着物の寄付は大学のほかに、NPOでも受け付けています。寄付を考えている場合は合わせて検討してみるといいでしょう。

また寄付以外の方法に、着物買取業者を利用して着物を次の方へ繋ぐ方法もあります。着物買取業者の利用は、査定料やキャンセル料が無料の業者も多いため、お金をかけずに引き渡しできるのがメリットです。

思い入れのある着物を処分するのは心苦しいという方も多いでしょう。着物買取業者に依頼すれば、着物のプロが丁寧に査定をして買い取ってくれます。

「大切な着物の価値をきちんと見てほしい」「代々引き継いだ貴重な着物を次世代に繋げたい」という方には特におすすめの方法です。大切な着物を手放す際は、ぜひ着物買取業者の利用も検討してみてくださいね。